運転免許を紛失・失効した場合

焦っている人

運転免許証は自動車の運転時だけでなく、身分証としても使用する頻度の多い証明書です。そんな大切な運転免許証を紛失、あるいは失効させてしまったら一大事です。すぐに対応しなければなりませんが、具体的にはどのような手続きをすればよいのでしょうか。今回は、運転免許証を紛失・失効した場合の手続きについて解説します。

運転免許証を紛失してしまったら

もし運転免許証を紛失してしまったら、どんな影響があるのでしょうか。まず、運転免許証を紛失した状態で自動車を運転すると、免許不携帯になります。免許不携帯は違反行為であり取り締まられた場合3,000円の反則金を支払わなければなりません

また、免許証は写真付きの身分証明書として、様々な場面で使うことができるため、紛失してしまうと非常に不便です。さらに、運転免許証の紛失で最も恐れなければならないのは、運転免許証が悪用される可能性があるということです。免許証は信頼性の高い身分証明書なので、提示することで様々な契約やサービスを受けられます。

それを利用して、例えば自分の知らないところでお金を借りられてしまったり、契約を結ばされたりする恐れがあります。また、個人情報の流出によって、いたずらや思いもよらぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。このように、運転免許証を紛失すると様々なリスクが発生します。紛失に気付いたら、すぐに再発行の手続きをしましょう。

紛失:再発行に必要な書類・手続き

手続きする様子

それでは運転免許証を紛失してしまった場合、再発行をするためにはどのような書類や手続きが必要なのでしょうか。免許証の再発行ができる場所は以下の3か所です。

  • 運転免許センター
  • 運転免許試験場
  • 警察署

ただし、地域によっては警察署での再発行を受け付けていない場合もありますので、事前に確認することが必要です。また、再発行手続きは平日しか受け付けていない場合もあります。併せて確認しましょう。また、再発行手続きに必要な書類や持ち物については以下の通りです。

  • 再発行のための申請書
  • 運転免許証紛失・盗難てん末書
  • 住所・氏名・年齢を確認できる書類(保険証、社員証、住民票など)
  • 印鑑
  • 運転免許証用の写真
  • 再発行手数料

申請書及びてん末書は、再発行をする場所に備え付けてあるため、持参する必要はありません。運転免許証用の写真は再発行場所で撮ることができる場合もあります。あらかじめ持って行くときには、サイズに気を付けて撮影しましょう。また、再発行手数料は3,500円かかります。こちらも忘れず持っていきましょう。ちなみに、免許証の更新手続きと一緒に再発行をおこなう場合、更新手数料のみとなり再発行手数料は発生しません。

紛失:再発行の注意点

運転免許証の再発行手続きをした場合、新しい運転免許証を受け取るまでの時間は、手続きをした場所によって異なります。運転免許センターや運転免許試験場であれば即日発行が可能ですが、警察署で行うと再発行まで少し時間がかかります。

地域によっても差がありますが、大体2~3週間を目安にすると良いでしょう。受け取りの際は再度警察署に行かなければなりません。すぐに免許証を受け取りたい場合は警察署以外の場所で再発行手続きを行いましょう。

また、再発行することで運転免許証は新しくなりますが紛失してしまった旧免許証が悪用される可能性がなくなるわけではありません。無用なトラブルに巻き込まれないよう、念のため、警察署に紛失届を提出することをおすすめします。

警察署へ行く

運転免許証を失効させてしまったら

運転免許証の更新期間は、更新対象の年の誕生日前後1ヶ月です。更新期間が近づくと、管轄の警察署から、更新のお知らせハガキが届きます。2ヶ月間の更新期間があるので、その間に更新手続きをすればよいのですが、免許更新自体が毎年行われるものでないため、うっかり手続きを忘れてしまうことがあります。

しかし、運転免許証が失効したまま自動車を運転すると無免許運転として厳しい罰則を課される場合もあります。また、失効した運転免許証は、有効なものでないため、身分証明として使うこともできなくなります。

では、失効したらもう運転免許証が再発行できないのかというと、必ずしもそうではありません。失効後の期間や失効させてしまった理由によって再発行できる場合があります。運転免許証の失効に気がついたら、速やかに再発行手続きを取りましょう。

失効:再発行に必要な書類・手続き

運転免許証が失効した場合の必要な書類や手続きは、失効してしまった理由や、失効してからの期間によって異なります。

海外滞在や入院などのやむを得ない理由で更新期間内に手続きができず失効してしまった場合

再発行手続きには失効した運転免許証、運転免許証用の写真、本籍地入りの住民票のほかに、やむを得ない事情がわかる理由書が必要になります。例えば入院が理由の失効であれば診断書、海外滞在が理由の失効であればパスポートなどです。これらの書類を揃え、失効後6ヶ月以内またはやむを得ない理由が終了した後1ヶ月以内に申請をすれば、所定の講習の受講と適性試験を受けることで、運転免許証の再発行をすることができます。

特にやむを得ない事情はないものの失効させてしまった「うっかり失効」の場合

失効した運転免許証、運転免許証用の写真、本籍地入りの住民票などを揃えて失効後6ヶ月以内に申請をすれば、所定の講習の受講と適性試験を受けることで、運転免許証の再発行をすることができます。再発行の場合は受験手数料・交付手数料・講習手数料が掛かります。料金は、免許の種類や年齢によって異なりますので、あらかじめ確認しておきましょう。

なお、失効させてしまった場合は運転免許証の保有期間がリセットされます。したがって、それまでゴールド免許などの資格があった場合はその資格もリセットされますので気を付けましょう。

失効:再発行の注意点

運転免許証を失効させてしまった場合でも、失効後6ヶ月以内あるいはやむを得ない事情が終了した後1ヶ月以内であれば、講習の受講と適性試験で免許証の再発行が可能です。

しかし、失効後6ヶ月を超え、かつやむを得ない事情もない場合は新たに学科試験や技能試験を受けて運転免許証を取得し直さなければなりません。せっかく運転免許試験をクリアして取得した免許証を、もう1度試験から受け直して再取得するのは非常に面倒です。

失効から時間が経つと、その分免許証の再発行に関する手続きは難しくなりますので、失効に気がついたら、速やかに再発行の手続きを取りましょう。

運転免許証の紛失・失効には気を付けよう

運転ダメ運転免許証を紛失・失効すると、一時的に運転ができなくなったり、身分証明をする手段が減ってしまうことになります。頻繁に使うものだからこそ、使用できなくなる期間が発生すると非常に不便です。

また、再発行手続きにも時間を費やすことになりますし、面倒なことばかりです。運転免許証は常に携帯する、更新のタイミングは忘れないようメモしておくなど対策をし、日頃から運転免許証の存在を意識して過ごしましょう。