運転免許の試験と合格基準・対策とは?

勉強している人

運転免許を取得するためには自分が住んでいる都道府県にある運転免許試験場、または運転免許センターで実施される運転免許試験に合格しなければなりません。運転免許試験を受験するためには試験手数料がかかるため、できることなら一回で合格したいものです。

そこでこの記事では運転免許試験の合格基準と、試験に向けての対策について解説していきます。これから運転免許を取得しようと考えている人はぜひ参考にして下さい。

運転免許試験を受験するために必要なこと

運転免許試験場または運転免許センターで運転免許試験を受験するためには、公安委員会が定める基準を満たした指定自動車教習所を卒業する必要があります。指定自動車教習所を卒業していない場合には技能試験と学科試験の両方を課される一発試験を受験しなければなりません。

一発試験の技能試験は指定自動車教習所における卒業検定(技能検定)よりも難易度が高く、合格率も非常に低くなっています。そのため、はじめて運転免許を取得しようとする人は指定自動車教習所を卒業することが運転免許を取るための近道だと言えるでしょう

また、指定自動車教習所の卒業証書の有効期限は1年間となっています。その間に最終学科試験に合格しておく必要があるので注意しましょう。

運転免許試験の合格率

合格発表を見る人運転免許試験の受験者数は年ごとに変動があるものの、合格者数は毎年概ね7割前後となっています。MT(マニュアル)免許とAT(オートマティック)限定免許の間で合格率に差はほぼありません。

最終学科試験の難易度は合格率からも分かるようにそれほど難しいわけではありません。しかしひっかけ問題などもあり、学科試験のための勉強を全くせずに合格できるほど簡単なものでもありません。教習所で習ったことをしっかりと復習しておくことが大切です。

運転免許試験の概要

運転免許試験には適性検査と最終学科試験の二つから成り立っています。適性検査は視力・聴力・判断能力について車を運転する適性があるかを見極めるために行われるもので、事故を未然に防ぐ観点から実施されます。適性検査で行われる項目は視力検査、色彩識別検査、聴覚検査、運動能力検査、運転適性検査があります。

次に最終学科試験は全部で95問あり、○×方式で回答していきます。制限時間は50分です。100点満点中90点以上が合格となり、1点でも足りない場合には問答無用で再受験となるため、事前にしっかりと学習しておくことが必要です。

適性検査の内容

運転免許試験における適性検査では事前に事故を防ぐために、運転免許を取得しようとする人が安全に運転をする能力があるのかを判定するために実施されます。適性検査によって不合格になるケースは非常に稀ではありますが、各項目について以下のように明確な基準が設けられていますので参考にして下さい。

視力検査

片目で0.3以上、両目で0.7以上の視力があるか判定されます。視力が悪い人は事前にコンタクトレンズや眼鏡をして臨むようにしましょう。その場合運転免許の条件欄に眼鏡等と記載されます。

深視力検査

物が動いているときの遠近感や立体感を図る検査です。車間距離や走行時の標識などを正確に捉える能力の有無が判定されます。

色彩識別検査

信号の色を識別することができるのか、赤・青・黄の三色の色を用いて検査されます。色覚異常がない人はそれほど気にする必要はないでしょう。

聴覚検査

10メートルの距離から90デシベルの音を聞くことができるか判定されます。普通自動車免許では補聴器の使用も認められているため、問題になるケースはほとんどないと言えます。

運動能力検査

安全な運転を行うための身体能力が備わっているのか判定します。障害がなく日常生活を問題なく過ごすことができていれば、心配はいりません。もし身体に障害があっても補助手段を講じることで運転に支障がなければ合格となります。

運転適性検査

マークシートで質問に答えることで検査を行います。運転適性検査の結果で運転免許試験に不合格になることはなく、自分の性格を理解し安全運転に活かしてもらおうと行われるものです。自分が運転する際に注意するべき点や、事故を起こしやすい状況を知ることで、免許を取得してからも安全運転を心がけることができます。

基本的に指定教習所に通っていれば入校する段階で以上のような適性検査は行われていて、運転免許試験時における適性検査も問題なくクリアできることが多いため、過度に対策をとる必要はありません。

視力検査の合格基準についてもっと詳しく!運転免許における視力の基準とは?

勉強風景

最終学科試験対策

運転免許試験では適性検査で不合格になることは稀であり、学科試験対策をしっかりと講じていれば運転免許を取得することができます。○×だからと言って油断して勉強せずにいれば不合格になってしまう可能性は高くなります。

最終学科試験では全95問の点数配分はイラスト問題全5問が1問2点、その他の90問が1問1点の配点になっています。イラスト問題を全て間違えてしまうと、もう他の問題で間違えることはできません。しかしあまりイラスト問題を重視し過ぎて他の問題が疎かになってもいけません。大切なのは満遍なく学習しておくことです。出題範囲は広く、難易度は仮免許試験時の比ではありません。

問題の内容を正確に判断しなければ簡単な問題でもうっかり間違えてしまうこともあり、注意が必要です。語句を入れ替えただけのひっかけ問題も多く出題されるため、交通規則を正確に覚えておかないと正解できない問題などもあります。そのため一定の時間学科試験のために時間をとって勉強しておかなければなりません。

具体的な試験勉強方法

試験勉強具体的な勉強方法としてはまず教習所で配布された教科書などをしっかりと読み込んでいきましょう。教科書では勉強しにくいという人は、要点がまとめられた参考書を別途購入してもかまいません。自分が勉強しやすい教材を選ぶようにしましょう。

また教習所での学科の授業で教官が特に覚えておくようにと指示があった箇所に関しては試験前にしっかり復習しておきましょう。最終学科試験では丸暗記しておかなければいけない項目はあまり多くありません。基本的な標識や表示、高速道路に関連する規則、車の種類などは丸暗記しておくと学科試験の際にも迷わずに問題が解けるはずです

また、事前に間違えやすい項目についても暗記しておけば困ることはありません。よく出題される間違えやすい項目としては追い越し・追い抜きに関する規定や積載の違い、駐停車禁止に関する規定などがあります。このような項目についてはしっかり丸暗記しておくことが必要です。学科試験の問題文にも慣れておくと本番の試験でも戸惑わずに試験に臨むことができるでしょう

そのためには過去問や教習所での効果測定などを利用して学科試験でどのような問題が出題され、どんな言い回しで問題文が作成されているのか把握しておくようにしましょう。過去問を解くことで自分の苦手な問題が分かり、本試験までに勉強して克服することができるため試験対策として有効です。

試験合格のためには油断しない

運転免許試験の合格率は毎年7割に及ぶため、一見するととても簡単な試験のように思えます。しかし運転免許試験に合格するためには最終学科試験で100点満点中90点以上の点数が必要なため、実際に間違えることのできる問題は少ないと言えるでしょう。

出題範囲を満遍なく勉強して正確に交通規則を理解することが合格への一番の近道です。事故を起こさず安全運転を行っていくためにもしっかりと学習しておくようにしましょう。